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Bullying(いじめ) vs Violence(暴行)の区別 [Social Policy]

アメリカでは「いじめ」と「暴行」をそれなりに区別しています.

訳しにくいので原文のままにしますが,ご参考までに掲載しました.
広く読まれることを期待した文書ですから,著作権の問題は生じませんから,ご自由にご活用下さい.
なお,日本では,曖昧に,「喧嘩」は暴行を含んでも「いじめ」とは見なさないことになっています.

今回の大津の事件を巡って,長い学校生活の中で,滋賀県警がある一回の出来事だけを取り上げて云々するのは可笑しいのではないかと考えてこの文章を書いています.

下記の文章中でも,Violence is against the law, while bullying generally isn't, more people accept bullying as a normal part of life. bullyingViolence とは区別されているところにご注目下さい.

いじめに関わる自殺が4,400人にも及ぶといわれるアメリカで,それでも.
more people accept bullying as a normal part of life という受け止め方は,さすがなによりも自由を尊重するアメリカならではと感嘆します.

それに引き替え,日本では,たった1回の競技場での仲間内児童の出来事を取り上げ,実地検証したとして,「暴行」で書類送致しようというのは,いかにも取って付けたような愚行だと思われてなりません.
イジメはあくまで児童自殺の一因に過ぎないのです.もっと多角的に調べないでおいて,なんとなく「暴行」で決着を付けようというのは,警察権力には絶対に許されないことです.上記の通り,Violence is against the law, while bullying generally isn't ですから,明確な区分を間違えないように望みます.

まあ,一流国と2流から3流国に転落目前の国を比較して論じても,ほとんど意味のないことかも知れませんが...

それにしても,大津市長といい,滋賀県警といい,既に裁判所の審理が始まっている問題で,今頃になって何をごそごそと問題を蒸し返しているのでしょう.

警察はまだ夏休みを使って捜査しましたが,これから学校や生徒を聴取しようと身構えている調査委員会は,何の権限,根拠でどうやって聞き取りをするのでしょう.設置条例を作って権限を認めたならともかく,設置要綱では,広く学生や市民に対してなんの権限も持たないはずです.

そういえば,委員会の正式名称は第三者委員会にしたそうですが,訴訟原告の言いなりになって作った委員会,それも3人+3人の筈の所を,原告側弁護士のクレームで1人が辞退して,2人+3人になって,よくもまあ第三者と称するモノですね!

イジメ側,学校側,自殺側と等距離を保つのでない限り,第三者などとはまったくおこがましい限りです.

依然として週刊誌や新聞で,学校や教育委員会を締め付ける議論が横行していますが,ぜひぜひmore people accept bullying as a normal part of life に近づいて,もっともっと自由闊達な学校から,オリジナリティ,独創性,進取の気性に富んだ学生が巣立つようになり,わが国の技術水準,経営水準,ひいては生産性を向上させて,失われた20年を取り戻し,輝かしい未来を創造してくれることを強く期待するモノです.

 

 

Bullying vs Violence

Bullying vs Violence - there can be a fine line in the difference of bullying and violence. This article offers commonalities of violence and bullying, and compares differences in bullying vs violence. Get tips for reducing bullying and violence.
Though bullying is often considered a form of physical or psychological violence, bullying has some different root causes than other types of violence, and also may require different prevention strategies. Let's compare bullying vs violence for a better understanding.

 

Violence may be defined as doing harm to another, whether physical or mental. Under this definition, bullying would be considered a form of violence. Comparatively, bullying is different from other types of violence, however, because it usually occurs when one person or group of people singles out another person with the intent of being mean through:

 

  • Name-calling
  • Teasing
  • Pushing
  • Hitting
  • Threatening
  • Spreading rumors
  • Playing mean practical jokes
  • Social exclusion

 

Bullying behavior is usually repeated over a period of time until it becomes a pattern. Victims often feel helpless and unable to fight back or defend themselves.

 

Bullying may take place in person or through electronic media devices, and may be direct or indirect, in comparison violence is always physical. While boys are more likely to engage in violence and in physical bullying, girls are more likely to bully through indirect methods like spreading rumors and purposefully excluding others. Bullying is usually worst during the middle school years, though it can occur from elementary school through high school and beyond into college and the workplace.

 

Bullying versus Violence:

 

  • While violence and violent crimes have generally been decreasing in America, bullying has not.
  • Violence is against the law, while bullying generally isn't unless it crosses the line into harassment or assault.
  • Though violence is generally seen as an unacceptable type of behavior, more people accept bullying as a normal part of life.

Among teens, where violence and bullying are most common, violence is often linked to gangs, drugs, an impoverished neighborhood with fewer perceived opportunities, poor attachment to school, and poor academic accomplishment. Boys are much more likely to be involved in violence than girls. Bullying, on the other hand, is based on individuals, who may be boys or girls, but are often those who feel a need to be powerful and in control. Bullying victims may be students who do not know how to stand up to bullies.

 

School violence is often addressed by trying to reduce gang involvement, drug use, poor academic achievement, and anger management problems among students. Bullying requires different strategies. Other students may think bullying is normal or not know how to stand up to bullies, so education is an important prevention strategy for bullying, as is taking bullying seriously and instituting a zero-tolerance policy.

 

Despite their differences, there are strong links between bullying and violence. Both bullies and their victims are more likely to engage in other violent behavior. Victims generally suffer from depression and low self-esteem and may lash out violently, while bullies are more likely than others to engage in violent criminal behavior. Both violence and bullying can cause students to be afraid and to skip school.

 

Some common factors of that may contribute to bullying and violence are:

 

  • Severe physical punishments used at home
  • Lack of parental involvement
  • Lack of knowledge about positive ways to deal with problems

 

Addressing these problems with positive parenting and by teaching problem solving skills and anger management could help reduce violence and bullying among some teens.

 

Sources:

Earnestine Bennett-Johnson, "The Root of School Violence: Causes and Recommendations for a Plan of Action," abstract from Education Resources Information Center [online]

Educational Resources Information Center, "Bullying in Schools. ERIC Digest." [online]
Valerie Strauss, The Washington Post, "Bullying, Thefts Persist Despite Drop in Violence" [online]
Virginia Youth Violence Project, "Research on Bullying" [online]
Eunice Kennedy Shriver National Institute of Child Health and Human Development, NIH News Release, "Bullies, Victims at Risk for Violence and Other Problem Behaviors" [online]

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いじめは犯罪か?直前のブログへの追記を別掲 [Social Policy]

追記:-

大津市長が設置した調査委員会の25日の初会合では、大津市の越 直美市長が、男子生徒の遺族から預かった手紙を読み上げた.
越市長は「学校内部で起きていた事実の全てを白日の下にさらし、真相の解明をしていただければ幸いです」と遺族の手紙を読み上げた.

と報じられていました.

ここで不可解なのは,裁判所への損害賠償訴訟(約7700万円)では,男子生徒の遺族はこの損害賠償訴訟の原告で,大津市長は市の代表者として訴訟の連帯責任被告だという事実です.

構図としては,連帯責任被告の片割れが,原告の要求に応えて調査委員会を作り,その人選まで原告の要求通りとし,調査委員会の責務まで原告の手紙を代読して明示したというのですから,まったく奇怪な話です.連帯責任被告のイジメ児童の親側は,まったくの聾桟敷です

これって,まったく奇妙な構図ですね.損害賠償訴訟の原告と連帯責任被告の一方だけが馴れ合っているというのは奇怪です.

市長としての本来の責務は,幸い弁護士でもあった人ですから,相手方の損害賠償請求額を理想的にはゼロまで値切って踏み倒すことにあるはずですが,やっていることはまったく正反対ですね.
市長はもともと和解を申し出たはずですが,ここまで無視され,除け者にされた連帯責任被告人の同意なしでは,市長限りの和解は成立しないでしょう

こんな市長では,結局は損害賠償金を調査委員会経費400万円と共に住民税で負担しなければならなくなりそうな大津市民は,共同連帯責任被告人と共に,いい迷惑ではありませんか.

市民の代表である市議会は,この辺の矛盾をもっと厳しく追及すべきではありませんか.

民事訴訟の焦点は,学校側の「自殺予見可能性」と「自殺児童の親の自殺予防対応の程度」の2点
なのです.

学校内部で起きていた事実の全てを白日の下にさらし、真相の解明を期しても,いじめは自殺の一因に過ぎないのです.そして調査は学校側,それも教師達の意識の内面にかかわる「自殺予見可能性」には,ほとんど踏み込みようがないでしょうし,「自殺児童の親の自殺予防対応の程度」は,まったく審議の論外だとすると,何も明らかに出来ないではありませんか.

これでは損害賠償訴訟の連帯責任被告として,市側の弁護士の役に立つようなことは何も期待できないではありませんか.

原告の希望に沿ったことをやっていけば,原告は請求賠償額を引き下げてくれるに違いないとでも安易に考えているとしたら,まことにお目出度い話です.
また,学校内部で起きていた事実の全てを白日の下にさらしたら,いじめがなくなるとでも考えているのだとしたら,それもまったく甘い認識というべきです.
そもそも真相の解明という真相とは何なのでしょう.イジメは自殺の一因でしかないのですから,学校内部で起きていた事実の全てを白日の下にさらしても,まったく真相に迫れるとは考えられないのです.

市長は,原告のためではなく,もっと被告として,市民の身になって,大津市の負担ゼロをこそ志向すべきではないのでしょうか.


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イジメは犯罪か?アメリカを参照:Should bullies be treated as criminals?:追記 [Social Policy]

アメリカでは学校は決して安全な場所ではなくなっているという表現に驚きます.そして,いくつもの州でbullying を犯罪として刑罰の対象にしようという試みが続いているそうです.1年間の自殺児童数が4,400人にも上ると,何とかしたいと考えるのでしょう.
現在は48州がThe Anti-bullying Lawを定めて,主として初等.中等教育に責任を持つ全米で13,000以上あるSchool Districts,に各州で統一した取り扱いを求めているに止まるのです.

因みに,日本の文部科学省によると,平成19年度に自殺した136人の児童のうち、いじめが原因であると特定されたものは3件で18年度よりも3件少ない,とあります.隠れた実数はもっと多いという指摘はありますが,アメリカとはたいへん大きな差異ですね.それにしても,原因をイジメに特定した経緯がよく分かりませんが....

Recent federal statistics show that school has never been a safer place but that bullying remains a persistent problem: The U.S. Department of Education's most recent school crime and safety survey showed that from 2005 to 2009, 28% of middle- and high-school students reported having been bullied in school, and 6% said they were victims of cyberbullying, even as the number of students who said they'd been victims of theft or violent crime dropped.(最後尾に統計表が添付してあります)

しかし,アメリカで自殺に至ったBullying を犯罪と認めることには,いくつもの異論があるのです.
そのなかで注目されるのは,自殺した児童の親の側が,必ずしも,自分と類似した境遇の両親を再生したくはないという意見があるそうです
she told police she didn't want anyone going to jail for K.J.'s death. "I just didn't want somebody else's family to suffer," she said Monday.

自殺児童の逸失利益をイジメた側や教育機関に請求するというのも,アメリカでは聞かれないことです.それは自殺の場合,逸失利益の概念になじまないと考えるからですし,前述のアメリカの初等・中等教育を担う独立自治体で全米に13,000以上もある学校区には,大きな予定外支出の余力などまったくないからです.
(オーストラリアでは包括的自治体の教育機関に請求して稀にNegligenceとして認定された事例がありますが.なかでも有名な例として,10歳未満の2人の児童のイジメを,最高裁が逆転判決で認めた例があります.)

この論文"Should bullies be treated as criminals?"では,加害者の親に厳しい意見が展開されています.
いじめ学生 を作ったのは,その家庭だと論じられているのです.
Chambers said parents need to be held accountable for their children's hateful behavior. "A lot of people don't understand: These kids learned it from home."

しかし,これは自殺を招くいじめを犯罪としていじめ児童を処罰することへの,有力な反対論なのです.「自分達がイジメ児童を育てた覚えはないと言い切れる両親がどれほどいるのでしょうか?

いずれにしても,児童の自殺に至るイジメを犯罪行為と認めて立法化している州はないのです.それは「イジメ」が100%「自殺」の原因と認める議論は成り立たず.あくまでその一因に過ぎないと位置づけされるからです.

日本では,いとも簡単に「いじめは犯罪です」,といわれますが,それはきわめていい加減な表現で,「いじめ」に含まれる暴行,傷害,脅迫,器物損壊,侮辱,名誉毀損などなどが刑法の規定する犯罪に当てはまる,というだけで,「いじめ」そのものが刑法に犯罪として規定されている訳ではないのです.百歩譲っていい加減な表現で「いじめ」は犯罪といっても,「喧嘩」はそれに当てはまらないというのですから,ほとんど選別困難で,実際に,犯罪行為として警察が出動する例はごくごく稀です.

大津の事件では,「殺人者」とか「人殺し」とかびっくりするような言葉が飛び交っていますが,なぜ,イジメをストレートに自殺と結びつけるのでしょうか.
アメリカではイジメで「自殺」を考えた100人の内1人しか実際には自殺していないといわれます

大津市では教育行政を巡って,教育委員会と新任市長とが権限争いを起こして混乱し,市長は,本来調査目的以外には一切使わないと歌って記入されたはずのアンケートを,学校や教育委員会に公表させ,別に,新たな調査委員会を作るそうですが,そこに訴訟当事者の一方だけに何か注文を付けさせるのは異常で,非常識で,不公正きわまります.

自殺児童の親の訴訟や告訴について「イジメをなくすのに役立てたい」といった美辞麗句が表現されていますが,世界的な例を見ても,「いじめ」が隠れて陰湿化することはあっても,「いじめ」がなくなることなどあり得ないでしょう.
「いじめ」についてそんな安易な認識の親がいたとしたら,児童の自殺予防にどれだけ正しい関心があったのか大いに疑われます.

市長は調査委員会を教育委員会にではなく市長直属で置くようですが,その設置の根拠が明らかでありません,本来なら,設置条例をきちんと制定し,調査権も明記してやるべきです.要綱を設定して,調査委員に調査員を付けて調査に当たらせるそうですが,要綱だけでは調査権限の根拠はゼロではありませんか.

市長は,既に損害賠償訴訟に和解を申し出ており,調査委員会に和解条件の根拠付けを求めたいようですが,委員の選任に訴訟当事者の一方だけの意見を取り入れた調査委員会の勧告に基づく和解条件では,裁判所や被訴訟人,市民,議会の承認を得られる見通しは限りなく低いのではありませんか.

自殺児童の親側は,「いじめ」と「自殺」の因果関係に踏み込んだ市の調査委員会審議を望んだそうですが,それは,全然,筋違いで,しかも無理な話です.
何故なら,アメリカで自殺を招くイジメを犯罪として法律化しようとしても出来ないでいるのは,どこまでいっても「イジメ」は自殺の一因としか認めようがないからです.

せいぜい出来ることは,自殺に追い込まれようとする児童の内面の悩みに寄り添って,自殺を押しとどめることですが,調査では,今回,何故それが出来なかったかを実親,親族そして学校関係者について明らかにし,広く自殺予防に役立てることを期待します.
換言していえば,調査委員会は,何故,自殺児童が,アメリカの例で現実に自殺を考える100人のうち,それを実際に実行する1人に入ってしまったのかを,きちんと調べるべきです.

イジメ児童の親がイジメ児童を育成したとしても,自殺児童の親が一方的な被害者で善意の第三者ないし傍観者でよかった筈はないのです.大津市庁舎に親が児童の遺影を持参したという報道に,耳を疑いました.自分も関係者で児童の自殺に責任の一端があるとは,まったく考え及ばなかったのでしょうか.

調査委員会でも,訴訟審理でも,あくまで「いじめ」は自殺の一因に過ぎないという世界の常識的理解を前提に審議・審理されることを切に期待するものです.

参考までに,これまでの日本における判例では,「自殺予見可能性」(上記オーストラリアの例でNegligence)の有無という形で,学校側の責任を否定している場合があり,自殺した児童の親(原告)が適切な自殺予防の対応を取らなかった場合,0~10/10といった責任割合を認定して,賠償や慰謝料を否定ないし割引いています.
つまり,民事訴訟の焦点は,学校側の「自殺予見可能性」と「自殺児童の親の自殺予防対応の程度」の2点なのです.

1例を挙げますと,葬式ごっこの色紙に教師が4人も署名していたことで有名な東京都中野区富士見中学校の自殺事件(1986)で,東京高裁はいじめと自殺の因果関係を認定しながら,学校側の予見不可能として,自殺損害への賠償は否認し,東京都,中野区,いじめ児童の両親に,慰謝料1000万円+弁護士費用の支払いを命ずるに止まりました.

大津の事例でも,教師の軽々しい発言からすると,どう見ても,自殺の可能性を予見していたとは考えられないのではないでしょうか.事の善悪や過失の有無ではなく,判例に見るとおり.認識がなかった者に責任を負わせることは出来ないだろうということです.教師は聖職者だとか専門職者だとか勝手なイメージを押しつけても,始まらないでしょう.
また,「自殺児童の親の自殺予防対応の程度」は,これまでのその言動,とくに自分は全くの被害者,犠牲者だという言動を見る限り,ほとんどゼロだったのではないでしょうか.

この2点は,「イジメ児童」の処遇にも,決定的な重要性を持つと考えます.
学校側の「自殺予見可能性」がきわめて低く,自殺児童の親の自殺予防対応がほとんどゼロだったとすれば,「イジメ児童」だけが不利益な処遇を受ける理由は限りなく乏しいと考えられるからです.

他方では,今回,刑法上の暴行行為を警察が認定して,家宅捜索で内部文書の筈のアンケートを押収し,教師,児童からの聴取に入ったようですが,それは日本の警察がよくやる別件捜査・捜索(別件,この場合競技場での児童拘束,暴行を掲げて,本星は「いじめ」と「自殺」の因果関係を捜索するという全然不公正な日本的やり方)をやっているもので,もし,そこから実際に「いじめ」と「自殺」の因果関係を判断するとしたら,既に司法の民事訴訟審理が始まっている事案について,行政警察の違憲といえる越権行為になるのではと考えます.
警察は捜査機関に過ぎないのですから,捜査資料を検察庁や家庭裁判所,児童相談所等に送る権能しか持ち合わせていないはずです.少年や児童にかかわる内容の漏洩が許されないのは.いうまでもありません.

聴取している児童のなかには,裁判所の証人として喚問される可能性がある児童も含まれるだろうことを,警察はどう考えているのでしょう.弁護側が,児童の法廷証言は事前に警察に誘導された可能性があると争ったら,どう対応するのでしょうか...

とにかくこの事件は,自分の児童保護責任を棚上げして100%被害者ぶった自殺児童の親とマスコミと野次馬連が合体したところに,客観性,独立性を放擲して警察も市長もすんなり乗ってしまったことで,必要以上に問題を巨大化,複雑化,長期化させてしまったと考えるものです.

特に校内アンケート(本来外部に公表しないという守秘義務を歌って記入されたはずのモノ)の公表は,今後,全国的に学校や教育委員会の調査活動を著しく困難にしたと思われます.市長は3時間も教育長と膝詰め談判をして,敢えて公開させたそうですが,これは独立した行政委員会の教育行政に対する市長の明らかな越権行為です.

さらに,教育委員会は自殺児童の親の問題を提起しているのに,市長がこれを理由説明なしで無視し,調査委員会にも触れさせないとしているのは,まったく理解に苦しみます.
市長自身がいじめられっ子だったそうですが,まるで自分の体験をここに投影させているかのようですしかし今回の自殺児童の親の言動に偏向した不公正な取り扱いは,やがて市議会からも説明要求があるでしょうし,その如何では,市議会に調査委員会経費支出(なんと400万円弱だそうですが)を否認されかねず,市長の和解条件(恐らくはある程度の支出を伴なう)も否認されかねません.

弁護士資格も経験も重ねた市長がいったん行った和解の意思表示は,当初は,事態の早期終結を願ったものとして理解できましたが,その市長が一転して事態解決の見通しをすっかり先送りしてしまったのは,いったい何故でしょう.それではまるで偏向した職権濫用ではありませんか.

そもそも市長には,イジメ児童の親と大津市とは,損害賠償訴訟の訴訟被告人として連帯共同責任を負っているという認識があるのでしょうか?
市長が責務として守るべきは,訴訟人,自殺児童の親ではなくって,連帯共同責任者である大津市を含めた賠償訴訟被告人ではないのですか.

ことさらの引き延ばしによって,何よりも,長期に亘って,イジメ児童のみならず,傍観児童,垣間見児童等多数の児童を,本来,外部に漏れないと考えて記入したアンケートを基に,入れ替わり立ち替りの調査,聴取にさらして,不安な心理状態に据え置くことのそれぞれの児童の一生に亘る大きな大きなマイナス面を考えると,膨らみ続ける大人達関係者のエゴイズムとスタンドプレイに,たいへん心が痛みます.

終わりに,念のためいいたいことは自分の息子の自殺を止められなかった親が,懸命になって演出しようとしているいわば「復讐劇」のステージに,マスコミ報道後から関与してきた市長,滋賀県警,調査委員会は,過去の経験にとらわれず,決して乗るべきではないということです.
過去の出来事への復讐は,将来に向かって何ものも生み出すものではないからです.

これまでの経緯で既に必要以上に心を傷つけられてきた児童のさらなる犠牲は,もう誰も望むところではないというべきではないでしょうか.

なお,アメリカでは,常時,約1000人の教師が担任を外されて,待機中だといわれていること,他方では,約16万人もの児童がいじめを回避すべく通学を控えていること,を付言しておきます.

日本でも.もっともっとイジメを避ける怠学が増えれば,マスコミの無責任な特定児童問題の巨大化以上に,学校,教育委員会,文部科学省に,いっそう真剣な対応を迫ることになるのではないでしょうか
日本で怠学の増大が見られないのは,自殺志向に近づいた児童の親の学校任せから来る不注意,無関心からではないでしょうか.今回の大津市の事例が,全国的に,学童の親の児童への関心の向上に役立てば,一抹の救いになるのではないでしょうか.
そのためには,文部科学省が,学校は決して安全なところではないと,アメリカのように警告を発したら良いのではないでしょうか.
イジメ問題でいたずらに学校や学童を萎縮させるより,もっと親に責任を持たせた方が,問題の緩和と学園の自由闊達な雰囲気の助長に大きく寄与すると考えるモノです.

付言しますと,市長やマスコミから一方的に批判されてきた教育長が,他県から来た大学生の無分別な一撃に大怪我をされたことは,まことにお気の毒なことです.
ここまで,児童自殺の一因に止まる問題を一方的な悪玉vs善玉の構図として不必要に巨大化させてしまった市長やマスコミを初めとする関係者に,大いなる反省を求めたいと考えます.

 

 

Should bullies be treated as criminals?

 

What can be done?

Recent federal statistics show that school has never been a safer place but that bullying remains a persistent problem: The U.S. Department of Education's most recent school crime and safety survey showed that from 2005 to 2009, 28% of middle- and high-school students reported having been bullied in school, and 6% said they were victims of cyberbullying, even as the number of students who said they'd been victims of theft or violent crime dropped. About one in 16 students surveyed said he or she was bullied at school "almost every day." Among seventh-graders, nearly one in 10 was bullied every day.

As in many bullying cases, Phoebe's suicide raised questions about how effective her school had been in keeping her safe. In the fall of 2009, Phoebe, a recent immigrant from Ireland, and her mother talked to school counselors about Phoebe's bullying difficulties in Ireland.

Rosalind Wiseman, the author of the 2002 book Queen Bees & Wannabes, a bestseller about teen girls' relationships that was the basis of the movie Mean Girls, said the district attorney in Phoebe's case "chose very carefully" how she charged the teens. "What I wish she had done was hold the adults responsible."

Wiseman met with teens at Phoebe's school after the suicide and found that quite a few "were really jaded" about the case. "Certainly the adults created the culture in which (bullying) was allowed to thrive." A consultant to schools trying to address bullying, Wiseman said students often tell her that administrators turn a blind eye to complaints if eyewitnesses aren't present. She regularly meets parents who "get crazy-angry" because their kids' bullying complaints go unheeded.

"They feel like they're sending their child into a system that's supposed to keep them safe, but it's actually the biggest risk to their child's safety," she said.

Though Phoebe's case didn't send anyone to prison, it had the intended effect, said Cole, the Massachusetts attorney. None of the six students returned to the school. The case "definitely acts as a deterrent to others." Cole and other civil rights experts worry about dragging too many young people into court, but he says, "There absolutely are times when you need to get the criminal justice system involved."

K.J.'s mother, Jeannie Chambers, isn't so sure. Though police and the county prosecutor won't talk about the case, Chambers says she doubts anyone will be charged. In fact, she told police she didn't want anyone going to jail for K.J.'s death. "I just didn't want somebody else's family to suffer," she said Monday.

Four classmates were disciplined for anti-gay bullying directed at K.J. before his death. Chambers said that she believes their behavior directly contributed to his suicide but that the four have already been subjected to withering criticism from classmates. Chambers told police she hoped the students received counseling, not jail time. "I didn't want somebody else to — how do I say it? — go through what my son went through."

Echoing Hall's proposed legislation, Chambers said parents need to be held accountable for their children's hateful behavior. "A lot of people don't understand: These kids learned it from home."

 

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社会保障と(消費)税との一体改革の虚実 [Social Policy]

2012年度の消費税収は,国税4%と地方税1%を合わせて13兆円です.

さらに国税分の29.5%が地方交付税交付金に回りますから,国分は56.4%,7.3兆円にとどまります.

他方,消費税を充てると公言されている,基礎年金,老人医療,介護は,今年度予算で15.1兆円で,これは毎年1兆円の規模で膨張しています.

今回,難産の末,社会保障と税の一体改革が成立してしまいましたが,「近いうち」の総選挙では,民主党は最大政党の座をおそらく10中8,9の確率で滑り落ちるでしょう.その場合,消費税引き上げの時期が先送りされる可能性もあると考えます.

前にも書きましたが,「社会保障と税の一体改革」というスローガンは,ほとんど意味のないものだと思うのです.
何故なら,消費税を引き上げた増収分は,その分だけこれまで社会保障に回っていた国税をフリーにしますから,それを公共事業その他の国の事業に回す事が可能になる訳で,消費税を社会保障に回すというのはまやかしもいいところです..

そもそもわが国には,GDPの200%という国債発行残高があり,これは先進国中最高の数字です.そのため,毎年の予算のほとんど1/4の24.3%(債務償還費13.4%+利払費等10.9%)がこの借金の償還と利払いに費消されているのです.

因みに,EU諸国では,国債残高をGDPの5%以内に抑制することを目標としているのです.ギリシャ,スペイン,イタリアが厳しい金融査定を受けて,公務員費や社会保障費の緊縮に追い込まれているのは,高い国債残高の故なのです.

日本の場合,国債発行額の95%が国内で保有されているので,海外から売りたたかれる心配はないというのですが,国内保有額の相当部分は,景気低迷で優良投資先に事欠いている日本の金融機関が保有しているといわれます.

その状況では,もし日本の長期金利が何らかのキッカケ(たとえば成長率が低迷する失われた20年が30年,40年に及ぶ予測が強まって)で高騰しますと,固定金利の国債の価格は暴落する危険があります.そうなると大量の国債を保有にする日本の金融機関の財務体質は一挙に悪化し,格下げの嵐に襲われるでしょう.それはギリシャの例に見るように,日本経済の破綻に連なります.

長期的に考えますと,当面,日本政府がやるべきことは,ひたすら異常に高い国債残高を縮小させることにあると思われます.

社会保障はツケを将来に回して存立しているといわれますが,実は将来にツケを回している最大の元凶は,将来,返還を迫られる国債にあるというべきなのです.

この状況下で「社会保障と税の一体改革」が強行されましたが,消費税の引き上げは3%にしろ5%にせよ,当然に,国民消費を抑制しますから,,それを回避すべく価格上昇を生産性向上で吸収できない中小企業は,販売額の縮小→経営破綻に見舞われかねません.

既に,相当数の大企業の下請け企業が,大企業諸共アジア諸国に進出している実態がありますが,消費税引き上げは,さらに日本の生産業の国内空洞化を招くことに連なるでしょう.

失われた20年は取り返しようがありませんが,少なくとも将来に向けて生産性を向上させ,国内産業が海外と対等に競争する力を涵養し,GDPを継続的に成長させていくのでないと,日本の国債債務残高は急速には減らしようがないでしょう.

「社会保障と(消費)税の一体改革」は,容易に,「社会保障と国家財政」の緊縮を迫られる事態に直結しかねないことを,たいへん危惧するものです.


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IMF Report on Japanese Economy [Social Policy]

前にもご紹介したことのあるIMF Report の最新版が出ましたので,ご紹介します.

ご参考までに,要点だけをピックアップして,原文のままご紹介しますので,あとはご自由にご渉猟下さい.なお,下に主要指標が表示されていますから,ご参照下さい.

Real GDP contracted by ¾ percent in 2011, because of the earthquake and Thai floods, but a recovery is now underway. Real GDP grew at a brisk pace of 4¾ percent (seasonally adjusted annual rate) in the first quarter boosted by reconstruction spending, a pickup in private consumption, and inventory rebuilding. Headline inflation was negative at -0.2 percent (year-on-year) in June and core inflation, excluding food and energy, was also negative at -0.6 percent (year-on year).

The trade balance moved into deficit in 2011 (1/3 percent of GDP), the first annual deficit recorded since 1980. Exports were impacted by the supply chain disruptions, weak global demand and an appreciation of the yen. At the same time, imports have risen, driven by reconstruction spending and higher energy costs following the closure of most nuclear power plants.

Since mid-2011, equity prices have declined by about 15 percent and yields on 10-year Japanese Government Bonds (JGBs) have fallen to near historic lows of 70-80 basis points. Over the same period, the yen has appreciated by about 8 percent in nominal effective terms.

Over the medium-term, growth is expected to converge to around 1 percent as Japan’s aging population slows potential growth..

Japan’s fiscal deficit is set to increase to about 10 percent of GDP in 2012, while the structural primary deficit will rise slightly to 7½ percent of GDP. In an important step toward medium-term fiscal consolidation, the Lower House of the Diet approved a tax bill in late June that would increase the consumption tax to 8 percent in April 2014 and 10 percent in October 2015. The Upper House is now considering the bill. If implemented and added to already planned expenditure measures, the overall reduction in the structural fiscal deficit would be about 5 percent of GDP over the next decade.

The adoption in February of a medium to long-term price stability goal of 1 percent has helped clarify the objective of monetary policy. In addition, the BoJ expanded its Asset Purchase Program by ¥15 trillion this year in two steps and extended the maturity of JGB purchases from 1–2 years to 1–3 years. Together with earlier commitments this is a sizeable monetary expansion, totaling about 5 percent of GDP over the next year.

The adoption in February of a medium to long-term price stability goal of 1 percent has helped clarify the objective of monetary policy. In addition, the BoJ expanded its Asset Purchase Program by ¥15 trillion this year in two steps and extended the maturity of JGB purchases from 1–2 years to 1–3 years. Together with earlier commitments this is a sizeable monetary expansion, totaling about 5 percent of GDP over the next year.

The Financial Sector Assessment Program (FSAP) update found that important steps have been taken to strengthen the financial system since the last assessment in 2003. In particular, financial regulation and supervision has been effective in encouraging the large banks and insurance companies to strengthen their capital positions and resilience to shocks.

the key challenges financial institutions face in safeguarding financial stability are to raise profitability in a low growth environment, while managing risk associated with their JGB and equity holdings.

Directors saw risks to the outlook tilted to the downside and primarily stemming from the possibility of a further escalation of the crisis in Europe and a sharper than expected slowing of the Chinese economy. Directors agreed that, beyond the short term, the main challenge is to reduce the public debt burden in an environment of low growth and address continued deflation and the impact of a rapidly aging population.

banks’ low profitability and large holdings of Japanese government securities raise some concerns and should be monitored closely.

要するに,銀行が大量の国債を保有した状況では,現在の低金利政策のなかで,いったん金利上昇が生ずると,国債価格は暴落し,日本の金融機関の信頼性は一挙に失われかねず,第2,第3のギリシャ,スペインの状況に陥る可能性を否定できないというのです.
それを防ぐ手段としては,消費税10%では不足で,もっと社会保障をも削減して,いっそうの財政健全化を図らなければならないという状態に日本経済が置かれているのではないか.と警鐘を鳴らしているといえます.

日本の国債残高は,既に,実に,GDPの200%に達しているのです.

 

IMF Executive Board Concludes 2012 Article IV Consultation with Japan

Public Information Notice (PIN) No. 12/92
August 1, 2012

Public Information Notices (PINs) form part of the IMF's efforts to promote transparency of the IMF's views and analysis of economic developments and policies. With the consent of the country (or countries) concerned, PINs are issued after Executive Board discussions of Article IV consultations with member countries, of its surveillance of developments at the regional level, of post-program monitoring, and of ex post assessments of member countries with longer-term program engagements. PINs are also issued after Executive Board discussions of general policy matters, unless otherwise decided by the Executive Board in a particular case. The staff report (use the free Adobe Acrobat Reader to view this pdf file) for the 2012 Article IV Consultation with Japan is also available.

On July 25, 2012, the Executive Board of the International Monetary Fund (IMF) concluded the Article IV consultation with Japan.1

Background

The Japanese economy has shown remarkable resilience and adaptability in the aftermath of the March 2011 Great East Japan earthquake. In addition to the devastating human toll and destruction, businesses and households had to grapple with disruptions to supply-chains, reductions in electricity supply, and spillovers from severe floods in Thailand in late 2011, which impacted Japan’s export sector.

Real GDP contracted by ¾ percent in 2011, because of the earthquake and Thai floods, but a recovery is now underway. Real GDP grew at a brisk pace of 4¾ percent (seasonally adjusted annual rate) in the first quarter boosted by reconstruction spending, a pickup in private consumption, and inventory rebuilding. Headline inflation was negative at -0.2 percent (year-on-year) in June and core inflation, excluding food and energy, was also negative at -0.6 percent (year-on year).

The trade balance moved into deficit in 2011 (1/3 percent of GDP), the first annual deficit recorded since 1980. Exports were impacted by the supply chain disruptions, weak global demand and an appreciation of the yen. At the same time, imports have risen, driven by reconstruction spending and higher energy costs following the closure of most nuclear power plants. The trade balance remained in deficit in early 2012, but the current account balance continued to record a surplus of about 1½–2 percent of GDP in 2011 and early 2012, because of sizable investment income earnings.

The recent turmoil in Europe has led to a flight to safety and impacted Japanese financial markets. Since mid-2011, equity prices have declined by about 15 percent and yields on 10-year Japanese Government Bonds (JGBs) have fallen to near historic lows of 70-80 basis points. Over the same period, the yen has appreciated by about 8 percent in nominal effective terms.

The Japanese economy is expected to expand by almost 2½ percent in 2012 helped by substantial public reconstruction spending of around 1½ percent of GDP and recovering consumer demand. Weak external demand is likely to weigh on exports and private investment. The recovery is forecast to slow in 2013 to 1½ percent, as reconstruction winds down. Over the medium-term, growth is expected to converge to around 1 percent as Japan’s aging population slows potential growth.

Japan’s fiscal deficit is set to increase to about 10 percent of GDP in 2012, while the structural primary deficit will rise slightly to 7½ percent of GDP. In an important step toward medium-term fiscal consolidation, the Lower House of the Diet approved a tax bill in late June that would increase the consumption tax to 8 percent in April 2014 and 10 percent in October 2015. The Upper House is now considering the bill. If implemented and added to already planned expenditure measures, the overall reduction in the structural fiscal deficit would be about 5 percent of GDP over the next decade.

The Bank of Japan’s (BoJ) recent actions strengthened its policy framework and supported the recovery. The adoption in February of a medium to long-term price stability goal of 1 percent has helped clarify the objective of monetary policy. In addition, the BoJ expanded its Asset Purchase Program by ¥15 trillion this year in two steps and extended the maturity of JGB purchases from 1–2 years to 1–3 years. Together with earlier commitments this is a sizeable monetary expansion, totaling about 5 percent of GDP over the next year.

The Financial Sector Assessment Program (FSAP) update found that important steps have been taken to strengthen the financial system since the last assessment in 2003. In particular, financial regulation and supervision has been effective in encouraging the large banks and insurance companies to strengthen their capital positions and resilience to shocks. As a result, while the global financial crisis, earthquake and spillovers from the Thai floods led to significant economic disruptions, the impact on financial stability was limited.

Looking ahead, the FSAP stress tests suggest that in the near term banks and insurers would be resilient to severe economic distress and moderate market shocks. However, the key challenges financial institutions face in safeguarding financial stability are to raise profitability in a low growth environment, while managing risk associated with their JGB and equity holdings.

Executive Board Assessment

Executive Directors noted that, despite a worsening of the global outlook, the Japanese economy is recovering, helped by reconstruction activity and private consumption. Directors saw risks to the outlook tilted to the downside and primarily stemming from the possibility of a further escalation of the crisis in Europe and a sharper than expected slowing of the Chinese economy. Directors agreed that, beyond the short term, the main challenge is to reduce the public debt burden in an environment of low growth and address continued deflation and the impact of a rapidly aging population.

Directors stressed that reducing the public debt burden is a key policy priority and requires sustained fiscal consolidation over the next decade. They welcomed passage by the Lower House of the Diet of legislation to double the consumption tax rate to 10 percent by 2015, and agreed that targeted transfers to lower income groups could be considered to address the regressive nature of the tax. Directors also noted that additional fiscal consolidation measures, designed so as to limit any adverse impact on growth, would be needed beyond 2015 to put the public debt ratio firmly on a downward path. Of particular importance will be pension reform to contain social security spending while balancing inter generational equity.

Directors underscored the importance of speedy implementation of far reaching structural reforms to raise growth. Given the rapidly aging population, policies aimed at increasing employment of women and older workers and facilitating immigration could have a large payoff. Directors also saw scope for productivity improvements by easing regulation of the agriculture and services sectors. Participation in additional free trade agreements would also help in this regard.

Directors commended the Bank of Japan for the conduct of monetary policy during the past year and the adoption of a 1 percent inflation goal. They generally supported further monetary easing as part of a comprehensive package of policies to defeat deflation, particularly if the growth outlook worsens, while acknowledging that the effectiveness of further easing is limited in the very low interest rate environment. Directors also underscored the importance of improved communication of policy intentions.

Directors took note of staff’s view that Japan’s external position is moderately weaker than that consistent with medium term fundamentals and desirable policies. They considered that Japan should continue to allow the exchange rate to be market determined, although intervention could be used to counter volatile or disorderly market conditions.

Directors agreed with the findings of the recent Financial Sector Stability Assessment Update. They noted that the financial system is stable and resilient to severe economic stress and moderate market shocks. However, banks’ low profitability and large holdings of Japanese government securities raise some concerns and should be monitored closely.

To safeguard financial sector stability, Directors saw scope to strengthen further systemic risk monitoring and to improve the prudential framework, including by tightening large exposure limits on bank lending, raising capital requirements for domestic oriented banks, and basing the assessment of insurance companies’ solvency on a more refined economic valuation. Directors also saw room to strengthen the crisis resolution framework for systemically important nonbank financial institutions. Directors encouraged reforms to promote more market based credit intermediation, including through a reduced role of government, to enhance the role of the financial sector in supporting growth.


 

 


        
Japan: Selected Economic Indicators, 2007–13
 

Nominal GDP: US$ 5,867 billion (2011)

Population: 127.8 million (2011)

GDP per capita: US$ 45,900 (2011)

Quota: SDR 15,628.5 million

      Proj.
 2007200820092010201120122013
 

Growth (percent change) 1/

       

Real GDP

2.2-1.0-5.54.4-0.72.41.5

Domestic demand

1.1-1.3-4.02.70.13.01.5

Private consumption

0.9-0.9-0.72.60.12.71.7

Residential investment

-9.8-6.6-16.6-4.25.40.71.5

Business investment

4.9-2.6-14.30.51.13.24.8

Government consumption

1.1-0.12.32.11.92.0-0.5

Public investment

-5.9-7.47.00.4-3.66.3-12.5

Stockbuilding 2/

0.30.2-1.60.8-0.50.20.5

Net exports 2/

1.10.2-1.51.7-0.8-0.50.0

Exports of goods and services

8.71.4-24.224.2-0.13.15.0

Imports of goods and services

2.30.3-15.711.15.97.45.7

Inflation (annual average)

       

CPI

0.11.4-1.3-0.7-0.30.20.0

GDP deflator

-0.9-1.3-0.5-2.1-2.1-0.1-0.1

Unemployment rate (annual average)

3.84.05.15.14.64.54.4

Government (percent of GDP)

       

General government

       

Revenue

31.231.629.629.630.630.931.4

Expenditure

33.335.740.039.040.740.939.9

Balance

-2.1-4.1-10.4-9.4-10.1-9.9-8.6

Primary Balance

-2.1-3.8-9.9-8.7-9.2-8.8-7.4

Public Debt, gross

183.0191.8210.2215.3229.9234.5240.0

Money and credit (percent change, end-period)

       

Base money

0.41.85.27.013.5......

M2 (period average)

2.11.83.12.33.2......

Domestic credit

-2.31.60.41.30.8......

Bank lending

0.74.6-0.9-1.80.7......

Interest rate

       

Overnight call rate, uncollateralized (end-period)

0.460.100.090.10.1......

Three-month CD rate (annual average)

0.510.510.330.30.3......

Official discount rate (end-period)

0.750.300.300.30.3......

Balance of payments (in billions of US$)

       

Current account balance

212.2159.8146.6204.0119.2130.3167.0

Percent of GDP

4.93.32.93.72.02.22.7

Trade balance

105.138.443.491.0-20.5-10.235.1

Percent of GDP

2.40.80.91.7-0.3-0.20.6

Exports of goods, f.o.b.

678.4746.5545.3730.1787.2807.4830.0

Imports of goods, f.o.b.

573.3708.0501.9639.1807.7817.6795.0

Oil imports (trade basis)

130.1190.699.9134.3185.0227.8233.7

FDI, net (percent of GDP)

-1.2-2.2-1.2-1.1-2.0-1.3-1.3

Terms of trade (percent change)

-2.1-9.619.5-3.3-7.93.97.0

Change in reserves

36.530.827.344.3177.0......

Total reserves minus gold (in billions of US$)

952.81009.41022.21096.21258.2......

Exchange rates (annual average)

       

Yen/dollar rate

117.8103.493.687.879.8......

Yen/euro rate

161.4152.1130.3116.5111.0......

Real effective exchange rate 3/

83.693.7110.5118.2126.2......

Real effective exchange rate (CPI-based)

83.290.1101.5102.7104.4......
 

Sources: Global Insight, Nomura database; IMF, Competitiveness Indicators System; and IMF staff estimates and projections as of Feb 21, 2012.

1/ Annual growth rates and contributions are calculated from seasonally adjusted data.

2/ Contribution to GDP growth.

3/ Based on normalized unit labor costs; 2000=100.

1 Under Article IV of the IMF's Articles of Agreement, the IMF holds bilateral discussions with members, usually every year. A staff team visits the country, collects economic and financial information, and discusses with officials the country's economic developments and policies. On return to headquarters, the staff prepares a report, which forms the basis for discussion by the Executive Board. At the conclusion of the discussion, the Managing Director, as Chairman of the Board, summarizes the views of Executive Directors, and this summary is transmitted to the country's authorities. An explanation of any qualifiers used in summings up can be found here: http://www.imf.org/external/np/sec/misc/qualifiers.htm.




 


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